いだてん意味とは?2019年NHK大河ドラマのタイトル由来や理由について
2019年の1月から放送されるNHK大河ドラマ「いだてん 東京オリムピック噺(ばなし」。
【速報でーす】
来年放送の大河ドラマ『いだてん ~東京オリムピック噺(ばなし)~』の出演者、第3弾の発表です。さらに、番組タイトルの題字を手がける方も、発表になりました。
▼こちらです▼https://t.co/whphJAfNqQ
— NHK広報局 (@NHK_PR) 2018年3月30日
でもこの「いだてん」ってどういう意味なのでしょうか?
東京オリムピック噺の意味は分かるんだけど・・・っていう方のために、今回は「いだてん」の名前の由来や理由についてご紹介したいと思います。
なお、大河ドラマを見逃した方は、再放送や見逃し配があるのでまだ間に合います!
下記リンクをご参照ください。
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いだてんとは?
いだてんとは漢字で「韋駄天」と書きます。
それぞれの漢字のいみ
韋・・・「めぐる」「まるい」という意味
日常生活では全く使わないのでほとんどの方はご存じないのではないでしょうか。
駄・・・「下駄(げた)や「雪駄(せった)」など、はきもの。
こちらは下駄。
マイ天狗下駄。
下駄でアスファルト歩くと歯の減り半端無いので、滑り止め兼磨り減り防止を付けてあるので安定性は同じ下駄よりかなり悪(気にならない)。
お店の天狗下駄は下駄の先に滑り止めがついてたんで、置いたまま履ける(履こうと思えば)。
あれは便利そうだなぁ。#下駄#天狗下駄 pic.twitter.com/jfCLRlLLhk— 榊 和仁 (@C_Hygieia) 2018年6月5日
現代では靴ですが、昭和の初期までは下駄は普通に履いていましたよね。
そして下記画像が雪駄です。
お出掛け日和の東京月島☀️お休みの方もお仕事の方も佳き日になりますように✨
重ね畳表草履に真田鼻緒。お洒落✨
お好みの台と鼻緒で足に合わせて誂えます👍#下駄 #鼻緒 #草履 #雪駄 pic.twitter.com/7anIQe1N1b— あづまや(月島\下駄屋) (@azumaya_geta) 2018年6月2日
現在でも和服を着る時に履いてますよね。
男性用と女性用それぞれあって、女性が成人式の時に晴れ着と一緒に履く草履とはちょっと違います。
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天・・・人を超えた存在
その名の通り「お天道様」ですね。
昔は子供が悪いことをするとよく「お天道様が見てるよ!」と大人に言われたものですが、最近めっきり効かなくなりました。
子供をしつける時、こういった風習や文化は大切にしたいものです。
そしてこの3つの漢字を組み合わせ「韋駄天」となると、仏教の神様になるんです。
仏教を守護する天部の善神。
サンスクリットのSkandaの音訳。
四天王のうち南方増長天の八将の一人で,護法の善神,寺院の伽藍(がらん)を守る神。俗に足の速い神とされ,比丘(びく)の力弱く悪魔に悩まされるとき走り来たって救うためとも,仏入滅のとき,足疾鬼がその遺骨(仏舎利)を奪い逃げたのを追って取り戻したためともいう。
なんだか聞いたことない言葉がたくさん出てくるので分かりづらいのですが、一言でいうと「足の早い神様」。
こちらがその韋駄天さまの仏像です。

怖い顔をしているけど、確かに足は速そうな漢字がします。
韋駄天さまの仏像はいろんなデザインがありますが、概ねこのようなお顔をしていて、直立不動をしながら手を合わせているものが多いようです。
韋駄天さまはヒンズー教由来
よく知られていることですが、仏教はインドが発祥の地。
開祖であるシッダールタが悟りを開いたことでも有名ですよね。
元々仏教はヒンズー教から派生して生まれた教えなので、日本に伝わった仏教の神様(偶像)にはヒンズー教由来のものが多くあります。
韋駄天さまもその中の神様のお一人で、ヒンズー教のスカンダ神が元となっています。
で、スカンダ神はどういうお顔をしているかというと。

韋駄天と全く違うお顔をしているんです。
温厚な顔立ちで微笑みかけている優しいお顔。
ヒンズー教の最高神シヴァの次男と言われています。
仏教はインドから中国、そして日本に伝わったと言われていますが、その途中で偶像や教えもかなり変わっています。
元々、開祖シッダールタが書いた経典はなく、弟子たちが「これこれこういうことを話していた」と、没後に経典を書いたと言われています。
その後、仏教はミャンマーやタイでも広く布教しましたが、なぜか発祥の地インドではほとんどの国民がヒンズー教やイスラム教。
仏教はマイナーな宗教とっているのはなんとも興味深いことです。
また、中国では一応仏教はありますが、先祖崇拝の文化なので、本来の仏教徒はかなり変わっています。
日本では本来小乗仏教だったのが、大乗仏教に変わっていますよね。
こうやって歴史を振り返ると、仏教はその国々の文化と上手く融合しながら現存しているのがよくわかります。
機会があったらインドやタイ、そして中国を旅してみたいものです。
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