まんぷくハンコ作りネタバレ!配給の自己証明は実在モデルの判子と違いある
このページではNHK朝ドラ「まんぷく」に登場する立花萬平(長谷川博己)が戦後試みた判子(ハンコ)作りのネタバレです。
実在のモデルとなった方とは違いがあるのかご紹介したいと思います。
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まんぷくハンコ作りネタバレ
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1945年(昭和20年)、昭和天皇の玉音放送により敗戦を知った萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)は母・鈴(松坂慶子)を連れ大阪へ戻ることになります。
しかし二人が目にしたのはアメリカ軍の容赦なき絨毯爆撃により、無残にも焼け野原になった大阪の街が。。。
家も会社も焼けてしまい、全てを失った萬平(長谷川博己)たちは、姉・克子(松下奈緒)の家に居候することに。
しかし、時は戦後間もなくのこと、戦時中に農業に従事できる若い男性は兵隊に取られ食糧難に。
そんな状況の中、4百万人近い帰還兵が日本に帰国し始め、飢えに苦しむ国民が出始めることとなります。
食料経済は統制され、生活必需品と共に配給制へと移行。
その配給を受けるためには「自己証明」が必要となり、萬平(長谷川博己)はそのハンコづくりに着手することとなります。
この自己証明とはおそらく戦後期における出入国管理体制をドラマにしたのではないかと思われます。
日本が主権国家として出入国管理の整備を始めたのは1950年代。
米軍の空襲により焼け野原になってしまし、戸籍もなにもかも出自を証明できるものがなくなったり、満州や朝鮮半島に中国からの引揚者がたくさんいた時代です。
【 #まんぷく 豆知識 】
石けんが15円。克子姉ちゃんは100円で着物を売りました。大体今で言うといくらくらいなんだろうって気になりますよね。戦後は時期によって一年一年大きく変わりますが、終戦直後のこの時期はおよそ100倍すると今の感覚になるそうです。石けん1個1,500円、、高!#朝ドラ pic.twitter.com/IJ52YVhBS7
— 【公式】連続テレビ小説「まんぷく」 (@asadora_bk_nhk) 2018年10月28日
また、台湾や朝鮮半島出身で戦前から日本に滞在していた人たちが日本国籍を取るのか、それとも母国に帰還するのか、敗戦による戸籍問題が発生していました。
そんな中、国から配給を受けるには自分の身元を証明する必要があります。
日本にはサインではなく、判子を使用します。
しかし、その判子も戦争で焼かれていたため、萬平(長谷川博己)はこれを機にと判子づくりを始めたのですが、これはオリジナルの話だと思われます。
というのも、実在のモデルとなった安藤百福(あんどうももふく)さんの歴史には判子づくりは登場していないんです。
もともと安藤百福(あんどうももふく)さんは、戦後もそれなりのお金を持っていたようでした。
または、お金を貸してくれる資産家とのコネがあったようです。
事実、実業家で政治家でもあった久原房之助 (くはら ふさのすけ)氏のすすめで土地を買ったとおっしゃっています。
結果、安藤百福さんは戦後焼け野原になった大阪の土地を3つも購入したんだとか。
しかも、大阪の中心街、心斎橋にあるのそごう百貨店の近くの土地をです。
沢山の人がその日の食事にも苦労していた時代にこれだけの土地を買収できるのですから、もともとお金があったのか、お金を用立ててくれる人物とのコネがあったのでしょう。
「まんぷく」で描かれている判子づくりはこの朝ドラのために作られたストーリーでしょう。
ドラマでは判子づくりの後、福子(安藤サクラ)と鈴(松坂慶子)3人と泉大津へ移り住み、塩作りに挑戦することとなります。
この塩作りのネタバレはご紹介したいと思います。
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