FIVBバレーチャレンジャーカップとはどういう大会?出場国や対戦カード組み合わせ選出について
FIVB(国際バレーボール連盟)が主催する大会には世界バレーやワールドカップバレーなど、国際試合が幾つかあります。
その中には日本人にはあまり聞き慣れないバレーボールバレーチャレンジャーカップ(Volleyball Challenger Cup)という大会が男女共に存在しています。
この記事を書いている時点ではまだウィキペディアにも記載されていないのでご存じない方も多いと思います。
このバレーボールバレーチャレンジャーカップとはFIVBバレーボールネーションズリーグ(Volleyball Nations League)の下位にあたる国際大会となります。
ではどういった国や地域がチャレンジャーカップに位置づけられているのでしょうか。
それを知るにはまずネーションズリーグを知る必要があります。
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FIVBバレーボールチャレンジャーカップ
バレーボールネーションズリーグとは、2018年から新しくスタートした国際大会です。
2017年までは男子バレーボールの国際試合大会であった「ワールドリーグ」と、女子の「ワールドグランプリ」が開催されていましたが、前々から男子と女子が違う名称を使うのは分かりづらいという声が一部から聞こえていました。
その他様々な理由からネーションズリーグがスタートしたのですが、知名度の高いサッカーも同じ名称を使用しているので私個人的には別の名称が良かったのではないかと思います。
出場国数:16チーム
男女ともにコアチームと呼ばれる強豪国が集まった12カ国とチャレンジチームと呼ばれるの4カ国が参加します。
- コアチームでは最低でも1プールを自国開催可能
- 合計16チームが1回限りの総当たり戦を行う試合
- 全てのチームは最低15試合を短期間で消化しなければならない
- チャンレンジャーリーグから選抜された4カ国は昇格や降格がある
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ネーションズリーグ2018男女出場チーム
2019年のネーションズリーグコアチームを見てみると、世界ランキングで上位に位置するチームがコアに入っているのが分かりますが、男子はなぜか世界ランク上位に入っているカナダがチャレンジャーに入っています。
もしかすると資金面でサポートできる国や地域がコアに入りやすいのかもしれません。
男子
- アルゼンチン(コア)
- ブラジル(コア)
- 中華人民共和国(コア)
- フランス(コア)
- ドイツ(コア)
- イラン(コア)
- イタリア(コア)
- 日本(コア)
- ポーランド(コア)
- ロシア(コア)
- セルビア(コア)
- アメリカ合衆国(コア)
- オーストラリア(チャレンジャー)
- ブルガリア(チャレンジャー)
- カナダ(チャレンジャー)
- 大韓民国(チャレンジャー)
女子
- ブラジル(コア)
- 中華人民共和国(コア)
- ドイツ(コア)
- イタリア(コア)
- 日本(コア)
- 大韓民国(コア)
- オランダ(コア)
- ロシア(コア)
- セルビア(コア)
- タイ(コア)
- トルコ(コア)
- アメリカ合衆国(コア)
- アルゼンチン(チャレンジャー)
- ベルギー(チャレンジャー)
- ドミニカ共和国(チャレンジャー)
- ポーランド(チャレンジャー)
2019年現在でコアチームが入れ替わるルールにはなっていませんが、将来どうなるかは不明です。
そしてチャレンジャーカップは毎年ネーションズリーグが開催される数ヶ月前までには開催され、優勝チームが昇格するようになっています。
2018年は下記の日程で開催されていました。
- 6月20日(水) 第1日
- 6月21日(木) 第2日
- 6月22日(金) 第3日
- 6月23日(土) 第4日 準決勝
- 6月24日(日) 第5日 3位・決勝
バレーボールの国際大会は世界バレーやワールドカップバレーの方が位置づけが高く、そのためチャレンジャーカップの知名度はあまり高くありません。
また、2018年は世界バレーが開催されたため、参加国としてはネーションズリーグよりも世界バレーの方に有力選手を出場させる傾向にありました。
また、選手の怪我や肉体的疲労を考えると、世界バレーやオリンピックの年にネーションズリーグは開催しないほうが良いのかもしれません。
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